7月1日から、税務署の窓口が一本化
・国税庁が「税務署へお越しになられる皆様へ(受付窓口の一本化等について)」をアナウンスしています。これは、平成21年7月10日から全国の税務署において受付窓口が一本化(ワンストップサービス)されることを周知するものです。
・従来、納税者が税務署に申告や税の納付、用紙の交付請求、各種相談等に行った場合、その目的や税目によって担当の窓口(総務課、管理・徴収部門、個人課税部門、資産課税部門、法人課税部門等)が分かれていました。しかし、今後は原則として一つの窓口で用事を済ませることができるようになります。窓口を担当するのは、新たに設置される「管理運営部門」または「管理運営・徴収部門」。
・ちなみに、このワンストップサービスは、平成18年3月に公表された「国税関係業務の業務・システム最適化計画」 に沿ったもの。同計画は、「行政運営の簡素化、業務効率の向上を図るとともに、適正かつ公平な賦課及び徴収の実現という国税庁の任務を的確に果たすため、税務調査や滞納整理の一層の充実を図り、納税者のコンプライアンス向上を目指す」ことを目的に推進されているものです。
・同計画には、今回の納税者窓口関係事務の一本化(ワンストップサービス)以外にも、e-Tax(国税電子申告・納税システム)の機能・運用の改善、公売事務におけるインターネットの活用、国税の納付手段の多様化(コンビニ納付、ダイレクト納付等)など、これまで実際に国税庁が実施してきた各施策が数多く記載されています。