平成20年分路線価公表


・全国の国税局・税務署は、昨年より1ヵ月早い7月1日、相続税・贈与税における土地等の評価額となる平成20年分の路線価及び評価倍率を公表しました。

・今年度の標準宅地(約38万地点)の評価基準額の全国平均額(1㎡当たり)は、東京・大阪・名古屋の3大都市圏で11%上昇したことをうけて、前年より10%(1万3千円)高い14万3千円と、こちらも3年連続の上昇となり、上昇率も1.4ポイント伸びています。

都道府県庁所在都市の最高路線価をみると、25都市で上昇、11都市で下落となりました。

・昨年に比べると上昇が5都市増えて下落が8都市減っているため、上昇傾向が全国に波及したようにも見えます。

・また、最高路線価トップは、東京都中央区銀座5丁目「銀座中央通り」が23年連続で、㎡当たりの路線価は8年連続上昇となる3184万円(変動率27.6%上昇)となり、バブル期の平成4年(3650万円)近くの水準まで上がってきています。

・なお、路線価等の閲覧等に関しては、今回から路線価図等の冊子は作成されていないため、自宅や会社のパソコン又は全国の国税局・税務署に設置してあるパソコンから、「国税庁のHP」で閲覧・プリントアウトすることになります。