毎日 厳しい暑さが続いています


この夏、すでに何人かの方から暑中見舞いのハガキを頂いていますが、
まだ、返信できていません。

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ということで、この場をお借りして、「暑中お見舞い申し上げます」

考えてみれば、
私は、生まれてこのかた、
暑中見舞いというものを出したことがありません

そこで、モノの本を調べてみたら、
暑中見舞いというのは、
「暑中に知人などへ安否を尋ねるために出した手紙のこと。または、知人の家へ訪ねに行くこと。」
とあります。


なるほど、そうか。。。

昔は、相手の健康を気遣って、わざわざ訪問してたんですね。
冷えたスイカでも持って。。。


もう忘れてしまいましたが、漱石か鴎外の小説に、そんなシーンがあったような気がします。

想像するに、こんな光景です。

 セミの声も喧しい中、
 麻のスーツにパナマ帽をかぶった紳士が、
 風呂敷包みを携えて、
 生け垣をくぐって、玄関から入ってきます。

 鼻の下にはヒゲをたくわえて、
 ステッキなんぞを持っていたら、小道具としてはもう充分。

 玄関口には、なぜだか黒電話と金魚鉢。

 廊下を通って案内された座敷の障子は開け放されたままで、
 どこからか、蚊取り線香の香りが。。。

 そして、縁側には風鈴がぶら下がっていて、
 ゆったりと、ウチワで客に涼をとる。


向田邦子のドラマにでも出てきそうな場面ですが、
持参した風呂敷包みを解きながら、
「暑中お見舞い・・・」とやれば、
もうこれが、日本の夏ですね。


 そこで、主(あるじ)が「オーイ!」と手をたたくと、
 単衣姿のご内儀が、
 井戸水で冷やしたお絞りと、冷や酒なんかをお盆に載せて現れる。


 

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 グゥ~イ!。。。と、まあ一杯。

 火照ったカラダにしみわたる。

 まあ一杯。。。

 注しつ注されつ。。。

 ほどよい加減になった時分には、
 真夏の太陽も、いつしか傾きかけて。。。。

 いいコンコロモチ。。。。


でも、こんなこと、
毎日してたんじゃ~ 身が持たないな。



そんな思いを馳せながら、
表も裏もパソコンで印刷された”かもめーるハガキ”を眺めています。

ハ~ なんと軽いこと。


でも、イマ風でこれもいいか。。。

懸賞もあるし。。。