お盆休みに東京へ行ってきました。


妻の実家で朝刊を広げて、
久しぶりに不動産のチラシを眺めました。

宅地の値段が、高いところだと坪あたり300万円

いっぽうで、私が暮らしている大阪の衛星都市では、
せいぜい70万円/坪くらいまで。
80㎡くらいの新築マンションでも2千万円台からあります。

ところが向こうだと、
30坪くらいのちょっとした建売住宅でも1億円近い値段がついています。
ふつうのサラリーマンでは、
一生かかっても到底払える金額ではありません。

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もちろん価格というものは需要と供給のバランスで決まるのが、自由主義経済の市場原理です。
だから、坪300万円の土地があるということは、
それだけ出しても買う人がいるということです。


朝、家の回りを散歩してみましたが、
表札が2つ上がっている家が目立ちます。
つまり、マスオさんが多いということですね。

いい場所にたくさん土地を持っていたら、
それを活用して賃貸するだけで、大きな不動産収入が得られるでしょう。

親が土地を持っているかどうか、
これが生まれながらの格差を形成して、その後の人生を決定づける。

はたして、そういう社会構造がいいのかどうか…


「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉がありますが、
生まれる前から勝負がついていたとしたら、
勤労意欲を失わせることにもなりかねません。

土地の値段が高いところでは、
その差がもっと顕著に出てきますね。


私は社会主義者ではありませんが、
少し考えさせられました。