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3月18日金曜日: ダンナさん
最近は女性の税理士が増えてきています。
これまで男社会であった医師、弁護士などいわゆる”士業”にも女性の参入は目覚しく、わが税理士業界とて例外ではありません。
聞くところによると、税理士試験の合格者のうち女性の比率は3割強だとか。もう今さら受験時代を思い出したくもありませんが、あの根気のいる試験は忍耐強い女性に向いているかもしれません。
さて、その女性ですが、
バリバリ仕事もこなしながら、結婚して主婦業や育児と上手に両立されている方もおられて、まったく頭が下がる思いです。
この確定申告期は、相談会場などで同業の税理士と顔を合わせる機会が多く、
たまたま結婚されている女性税理士と話していたときのこと。
彼女は自分の配偶者のことを「夫」と呼びます。
しかし、こちらが「夫さん」とも言うのもヘンなので、
ついつい「おタクのダンナさんは。。。」と呼んでいました。
以前はよく「ご主人」と言ってたのですが、
男女同権論者の「オンナは奴隷じゃない!」という言葉が耳に残っていたのかもしれません。
そうしたら、あとで彼女から、
「ダンナさん」なんて言葉を久しぶりに聞きました。。。
と笑われました。
あとで気になって調べてみたら、
『旦那』というのはもともと仏教用語で、
江戸期には、遊女のスポンサーみたいな意味合いだったとか。
たしかに今でも『旦那衆』とかいいますね。
そうか。。。
語源から考えると、
「ご主人」よりもっと怒られそう。
よくタバコをくわえたヤンママたちが、
「ウチのダンナがな~」
なんて言ってるけど、
もともとの意味なんか分かってないんでしょうね。
これまで男社会であった医師、弁護士などいわゆる”士業”にも女性の参入は目覚しく、わが税理士業界とて例外ではありません。
聞くところによると、税理士試験の合格者のうち女性の比率は3割強だとか。もう今さら受験時代を思い出したくもありませんが、あの根気のいる試験は忍耐強い女性に向いているかもしれません。
さて、その女性ですが、
バリバリ仕事もこなしながら、結婚して主婦業や育児と上手に両立されている方もおられて、まったく頭が下がる思いです。
この確定申告期は、相談会場などで同業の税理士と顔を合わせる機会が多く、
たまたま結婚されている女性税理士と話していたときのこと。
彼女は自分の配偶者のことを「夫」と呼びます。
しかし、こちらが「夫さん」とも言うのもヘンなので、
ついつい「おタクのダンナさんは。。。」と呼んでいました。
以前はよく「ご主人」と言ってたのですが、
男女同権論者の「オンナは奴隷じゃない!」という言葉が耳に残っていたのかもしれません。
そうしたら、あとで彼女から、
「ダンナさん」なんて言葉を久しぶりに聞きました。。。
と笑われました。
あとで気になって調べてみたら、
『旦那』というのはもともと仏教用語で、
江戸期には、遊女のスポンサーみたいな意味合いだったとか。
たしかに今でも『旦那衆』とかいいますね。
そうか。。。
語源から考えると、
「ご主人」よりもっと怒られそう。
よくタバコをくわえたヤンママたちが、
「ウチのダンナがな~」
なんて言ってるけど、
もともとの意味なんか分かってないんでしょうね。
3月14日月曜日: 大地震お見舞い申し上げます
東北地方で、想像を絶するような大地震・津波が起こりました。
遠く離れた大阪からは、テレビの画面を通してしか知るすべはありませんが、大災害の爪あとは目を覆うばかり。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、
被災地の一日も早い復興を願ってやみません。
今日から、関東地方では『計画停電』を実施するとか。
初めて聞く言葉ですが、
電車も動かない、信号機も消えたまま、
水道も出ない、
スーパーも営業時間短縮、
工場も生産縮小。。。
なんてことが続くと、
経済活動も市民生活もマヒしてしまいます。
ひょっとしたら、われわれがこれまで経験した中で最大の危機かもしれません。
当面は、状況の推移を冷静に見守ることしかできませんが、
われわれ国民が心を一つにして、
被災地の復興を全面的に支援していく気持ちを持ちたいものです。
今回の大災害は、世界各国にも報道されていますが、
CNNのキャスターが、日本人の驚異的な規律性や忍耐強さを讃美して、
「こんなときでも物資の配給に整然と並ぶ日本人。暴動や略奪があっても不思議ではないのに。。。」
と、阪神淡路大震災のときの事例を引き合いに出していました。
「必ず被災地は甦る!」
この言葉を信じたいと思います。
遠く離れた大阪からは、テレビの画面を通してしか知るすべはありませんが、大災害の爪あとは目を覆うばかり。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、
被災地の一日も早い復興を願ってやみません。
今日から、関東地方では『計画停電』を実施するとか。
初めて聞く言葉ですが、
電車も動かない、信号機も消えたまま、
水道も出ない、
スーパーも営業時間短縮、
工場も生産縮小。。。
なんてことが続くと、
経済活動も市民生活もマヒしてしまいます。
ひょっとしたら、われわれがこれまで経験した中で最大の危機かもしれません。
当面は、状況の推移を冷静に見守ることしかできませんが、
われわれ国民が心を一つにして、
被災地の復興を全面的に支援していく気持ちを持ちたいものです。
今回の大災害は、世界各国にも報道されていますが、
CNNのキャスターが、日本人の驚異的な規律性や忍耐強さを讃美して、
「こんなときでも物資の配給に整然と並ぶ日本人。暴動や略奪があっても不思議ではないのに。。。」
と、阪神淡路大震災のときの事例を引き合いに出していました。
「必ず被災地は甦る!」
この言葉を信じたいと思います。
3月12日土曜日: 言葉と距離感
2ヶ月ぶりでブログの更新です。
ようやく、確定申告もメドがつきました。
忙しいときも書こうと思うネタはあったのですが、
パソコンのキーボードを叩きながら、睡魔に負けました↓
で、今日は言葉の話です。
言葉で、その人との距離感を表すことがありますね。
それが、
初対面なのに妙になれなれしかったり、
何度会っても、他人行儀だったりすると、
ちょっと違和感が残ります。
私は、日本語にはかねてから、
親愛の情を含む適当な『二人称』がないと思っています。
ドイツ語なら、二人称の「親称」”Du”と「敬称」”Sie”との区別がありますが、日本語には”Du”にあたる言葉がありません。
仲のいい男友達なら『おまえ』でもいいんでしょうが、
そこまで親しくない相手なら『おまえ』は失礼でしょう。
たとえば半分仕事の関係だけど、ソコソコ親しい人をどう呼ぶか。
まあ名前で『〇〇さん』が無難なところでしょうが、
面と向かって何度も名前で呼び合うのも肩がこる。
そんなとき『社長』や『先生』は楽ですね。
(⇒夜の街の『呼び込み』はたいていこれです。)
話を戻して、『あなた』だと遠いし、やや冷たい。
『あんた』だと情がこもりすぎ(考えすぎ?)。
大阪の人はよく、面と向かって『ジブン』というけど、
あれはやっぱりおかしい。
市役所の窓口あたりで、いきなり『ご主人さん』とか『おたくさん』
とか言われると、誰のことかと思ってしまう。
何か、適当な言い方がないですかね。。。
この季節は、税務署によく行きますが、
確定申告に来た納税者に、税務署の職員が話しかけているのによく出くわします。
そのときに、私は職員のなれなれしさが少し気になるのです。
「もう申告書できてるんかな」
とか、
「源泉徴収票持ってきた?」
とかいう友達に話しかけるような言葉使いが嫌いなのです。
親近感を抱かせる作戦なのかな。。。
でも、公務員が職務上、初対面の人と話すときには、まずは丁寧語でスタートするのが基本ではないでしょうか。
私もこの時期、無料相談によく行きますが、
相談会場で見ず知らずの納税者と接するときは、丁寧語を使います。
とくに、年金受給者のような年長者に対しては、それが礼儀だと思っています。
病院なんかでも、そうですね。
若い看護士さんが、親子以上に年の違うお年寄りに向かって、
友達言葉で話しているのをよく見ますが、
私はどうも違和感を感じます。
古いんですかね~
敬語といえば、
たとえば、弁護士に電話して秘書が出たとします。
「先生は裁判所に出かけておられまして。。。」
これは失格だと思いませんか。
まともな民間会社で、社長が不在なら、
「あいにく〇〇は会議中でございまして。。。」
と必ず言うはずです。
相手を尊敬して身内を謙(へりくだ)らせる。
これが敬語の基本。
病院(医師)、学校(教師)など、
世間から先生と呼ばれる職業ほど、この意識が希薄なように感じます。
あんまり、そんなこと考える人、いないんかな。。。
ようやく、確定申告もメドがつきました。
忙しいときも書こうと思うネタはあったのですが、
パソコンのキーボードを叩きながら、睡魔に負けました↓
で、今日は言葉の話です。
言葉で、その人との距離感を表すことがありますね。
それが、
初対面なのに妙になれなれしかったり、
何度会っても、他人行儀だったりすると、
ちょっと違和感が残ります。
私は、日本語にはかねてから、
親愛の情を含む適当な『二人称』がないと思っています。
ドイツ語なら、二人称の「親称」”Du”と「敬称」”Sie”との区別がありますが、日本語には”Du”にあたる言葉がありません。
仲のいい男友達なら『おまえ』でもいいんでしょうが、
そこまで親しくない相手なら『おまえ』は失礼でしょう。
たとえば半分仕事の関係だけど、ソコソコ親しい人をどう呼ぶか。
まあ名前で『〇〇さん』が無難なところでしょうが、
面と向かって何度も名前で呼び合うのも肩がこる。
そんなとき『社長』や『先生』は楽ですね。
(⇒夜の街の『呼び込み』はたいていこれです。)
話を戻して、『あなた』だと遠いし、やや冷たい。
『あんた』だと情がこもりすぎ(考えすぎ?)。
大阪の人はよく、面と向かって『ジブン』というけど、
あれはやっぱりおかしい。
市役所の窓口あたりで、いきなり『ご主人さん』とか『おたくさん』
とか言われると、誰のことかと思ってしまう。
何か、適当な言い方がないですかね。。。
この季節は、税務署によく行きますが、
確定申告に来た納税者に、税務署の職員が話しかけているのによく出くわします。
そのときに、私は職員のなれなれしさが少し気になるのです。
「もう申告書できてるんかな」
とか、
「源泉徴収票持ってきた?」
とかいう友達に話しかけるような言葉使いが嫌いなのです。
親近感を抱かせる作戦なのかな。。。
でも、公務員が職務上、初対面の人と話すときには、まずは丁寧語でスタートするのが基本ではないでしょうか。
私もこの時期、無料相談によく行きますが、
相談会場で見ず知らずの納税者と接するときは、丁寧語を使います。
とくに、年金受給者のような年長者に対しては、それが礼儀だと思っています。
病院なんかでも、そうですね。
若い看護士さんが、親子以上に年の違うお年寄りに向かって、
友達言葉で話しているのをよく見ますが、
私はどうも違和感を感じます。
古いんですかね~
敬語といえば、
たとえば、弁護士に電話して秘書が出たとします。
「先生は裁判所に出かけておられまして。。。」
これは失格だと思いませんか。
まともな民間会社で、社長が不在なら、
「あいにく〇〇は会議中でございまして。。。」
と必ず言うはずです。
相手を尊敬して身内を謙(へりくだ)らせる。
これが敬語の基本。
病院(医師)、学校(教師)など、
世間から先生と呼ばれる職業ほど、この意識が希薄なように感じます。
あんまり、そんなこと考える人、いないんかな。。。