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8月18日月曜日: 土地の値段
お盆休みに東京へ行ってきました。
妻の実家で朝刊を広げて、
久しぶりに不動産のチラシを眺めました。
宅地の値段が、高いところだと坪あたり300万円
いっぽうで、私が暮らしている大阪の衛星都市では、
せいぜい70万円/坪くらいまで。
80㎡くらいの新築マンションでも2千万円台からあります。
ところが向こうだと、
30坪くらいのちょっとした建売住宅でも1億円近い値段がついています。
ふつうのサラリーマンでは、
一生かかっても到底払える金額ではありません。
もちろん価格というものは需要と供給のバランスで決まるのが、自由主義経済の市場原理です。
だから、坪300万円の土地があるということは、
それだけ出しても買う人がいるということです。
朝、家の回りを散歩してみましたが、
表札が2つ上がっている家が目立ちます。
つまり、マスオさんが多いということですね。
いい場所にたくさん土地を持っていたら、
それを活用して賃貸するだけで、大きな不動産収入が得られるでしょう。
親が土地を持っているかどうか、
これが生まれながらの格差を形成して、その後の人生を決定づける。
はたして、そういう社会構造がいいのかどうか…
「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉がありますが、
生まれる前から勝負がついていたとしたら、
勤労意欲を失わせることにもなりかねません。
土地の値段が高いところでは、
その差がもっと顕著に出てきますね。
私は社会主義者ではありませんが、
少し考えさせられました。
妻の実家で朝刊を広げて、
久しぶりに不動産のチラシを眺めました。
宅地の値段が、高いところだと坪あたり300万円
いっぽうで、私が暮らしている大阪の衛星都市では、
せいぜい70万円/坪くらいまで。
80㎡くらいの新築マンションでも2千万円台からあります。
ところが向こうだと、
30坪くらいのちょっとした建売住宅でも1億円近い値段がついています。
ふつうのサラリーマンでは、
一生かかっても到底払える金額ではありません。
もちろん価格というものは需要と供給のバランスで決まるのが、自由主義経済の市場原理です。
だから、坪300万円の土地があるということは、
それだけ出しても買う人がいるということです。
朝、家の回りを散歩してみましたが、
表札が2つ上がっている家が目立ちます。
つまり、マスオさんが多いということですね。
いい場所にたくさん土地を持っていたら、
それを活用して賃貸するだけで、大きな不動産収入が得られるでしょう。
親が土地を持っているかどうか、
これが生まれながらの格差を形成して、その後の人生を決定づける。
はたして、そういう社会構造がいいのかどうか…
「勝ち組」とか「負け組」とかいう言葉がありますが、
生まれる前から勝負がついていたとしたら、
勤労意欲を失わせることにもなりかねません。
土地の値段が高いところでは、
その差がもっと顕著に出てきますね。
私は社会主義者ではありませんが、
少し考えさせられました。
8月16日土曜日: 相続から見えるもの…
世間ではお盆休みですね。
私も休んでもよかったのですが、
結局はカレンダー通りに事務所に出ていました。
みなさんが休んでいる休日に仕事をするのは、
私はキライではありません。
電話もあまりかかってこないし、
一人でゆっくりと書類の整理や考え事ができるからです。
今年のお盆は、
大きな相続での遺産分割協議が2件ありました。
初盆で相続人の方々が集まる機会に分割協議をしました。
2件とも無事に終わることができて、
ちょっとホッとしています。
私は仕事柄、
これまで多くの遺産分割協議に立ち会ってきました。
相続は人生の縮図だといいますが、
相続を通じて、
ご家族のさまざまな部分が見えてきます。
相続人が大勢おられる相続案件でも、
私たち税理士は、
通常は1つの事案として受任します。
もし遺産分割でもめたとしても、
税理士は、弁護士のように特定の相続人だけのために代理行為をすることはありません。
相続というのは、いわば限られたパイの取り合いなので、
誰かが多くもらえば、
必然的に誰かの分け前が減るのです。
われわれ税理士は、
「こう分けたら税金はこうなります」
とは言えても、
「こう分けたらどうですか」
とは言えないのです。
これまで、
私の目の前でケンカや罵り合いが始まって、
退席せざるを得なくなることも何度かありました。
財産がなければ、争いごとも起こらなかったかもしれません。
「子孫に美田を残さず」
という言葉がありますが、
親の財産をめぐって子供たちが争う姿は、できれば見たくありません。
その意味では、
今回のHさんの相続は理想的でした。
兄弟仲良く、笑顔でハンコを押して頂いて、
残されたお母さんの介護はご長男がされるそうです。
これも、亡くなった方の人徳かもしれませんね。
私も休んでもよかったのですが、
結局はカレンダー通りに事務所に出ていました。
みなさんが休んでいる休日に仕事をするのは、
私はキライではありません。
電話もあまりかかってこないし、
一人でゆっくりと書類の整理や考え事ができるからです。
今年のお盆は、
大きな相続での遺産分割協議が2件ありました。
初盆で相続人の方々が集まる機会に分割協議をしました。
2件とも無事に終わることができて、
ちょっとホッとしています。
私は仕事柄、
これまで多くの遺産分割協議に立ち会ってきました。
相続は人生の縮図だといいますが、
相続を通じて、
ご家族のさまざまな部分が見えてきます。
相続人が大勢おられる相続案件でも、
私たち税理士は、
通常は1つの事案として受任します。
もし遺産分割でもめたとしても、
税理士は、弁護士のように特定の相続人だけのために代理行為をすることはありません。
相続というのは、いわば限られたパイの取り合いなので、
誰かが多くもらえば、
必然的に誰かの分け前が減るのです。
われわれ税理士は、
「こう分けたら税金はこうなります」
とは言えても、
「こう分けたらどうですか」
とは言えないのです。
これまで、
私の目の前でケンカや罵り合いが始まって、
退席せざるを得なくなることも何度かありました。
財産がなければ、争いごとも起こらなかったかもしれません。
「子孫に美田を残さず」
という言葉がありますが、
親の財産をめぐって子供たちが争う姿は、できれば見たくありません。
その意味では、
今回のHさんの相続は理想的でした。
兄弟仲良く、笑顔でハンコを押して頂いて、
残されたお母さんの介護はご長男がされるそうです。
これも、亡くなった方の人徳かもしれませんね。